今日は獣医師により『ミオトニア(筋緊張症)』という症状(+『クッシング症候群』、『甲状腺機能低下症』)と診断されているという福ちゃん(10歳)と飼い主様が『犬の整体・マッサージ教室【基本マッサージコース】』を受講される為に本町筋引き整体院へご来院下さいました
まず、正直言って『ミオトニア(筋緊張症)』という症状をよく知らなかったので事前に調べてみました

症状は全身の筋肉の硬直
神経学的には正常
寒冷気候、興奮、運動負荷によって症状が悪化
筋繊維の壊死
筋肉の細胞膜における興奮後の脱分極と収縮を維持させる塩素イオンの伝導性の変化によって生じる
つまりは獣医学的に対応する術が無いという事のようで、「多くの犬は症状が重篤で、安楽死が選択される」との事・・・
とにかくこの症状は『細胞レベルの筋肉トラブル』であると・・・
細胞・・・筋肉・・・
となると、内分泌系か・・・
『クッシング症候群』(副腎のトラブル)と『甲状腺機能低下症』(甲状腺のトラブル)を併発しているとの事ですから・・・やはり、そこをなんとか突破口にして行くしかなさそうだなと
さて、実際にご来院された福ちゃんは全身の筋肉の硬直が非常に強いものの頸部は自力で可動させていました
(施術経過)

『筋緩め』による施術で左前肢及び両後肢はわずかに自力で可動出来るようになるも右前肢の硬直及び両後肢の変形性硬直は解消出来ず
体幹の筋肉の硬直も施術により緩和し、自力でフセとオスワリの中間位姿勢を取りその姿勢を維持出来るようにはなった(普段も前半身を自力で起こせるそうですが、身体を支える事が出来ずにそのまま反対側にバタンと倒れてしまうそうです)ものの、自力動作後に全身の筋肉硬直が起こる
【『筋緩め』による施術→自力動作→(筋肉の硬直)→『筋緩め』による施術】というサイクルを繰り返し行う事で筋肉及び自律神経の順応性が向上したのか次第に自力動作後の全身の筋肉硬直は見られなくなったが右前肢の硬直と両後肢の変形性硬直は残念ながら今回の施術指導では解消しなかった
以上の施術経過後の福ちゃんには際立った全身の筋肉硬直は起きずに活力も向上したようで表情は明るくなりました

施術後の福ちゃん(^o^)
筋肉のトラブルを解消するというよりも内分泌系への負担を減らす意識で調整した時の方が施術効果が大きかったので、やはり内分泌系との関係を意識したケア・サポートが必要になるのではないかと
また、細胞レベルのトラブルによる全身の筋肉硬直(獣医学的考察)に対して『筋緩め』が一応の効果を発揮出来た事は今後のケアにおいては非常に大きな収穫であったとも思います
飼い主様には今後の日々のケアの為に、自分が独自に考察した『犬の身体のしくみ』とそれに基づいた基本マッサージ『筋緩めマッサージ』&福ちゃんの前肢への負担を減らす部位へのマッサージをご指導させて頂きました
【『筋緩めマッサージ』→自力動作→(筋肉の硬直)→『筋緩めマッサージ』】によるケア・サポートで順応性を向上させて今後の展開に繋げていければと願っております

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