今回は自分の『施術における概念論(で、いいのかな?)』を展開してみようかなと(笑)
まず、自分は施術においてはいわゆる「解剖学的正解」というものをほとんど追い求めておりません
一応「解剖学的知識」というものに基づいて施術を行ってはおりますが、自分からすれば世間でいういわゆる「解剖学的正解」自体が非常に胡散臭いと感じてすらいますね(笑)
自分が常に意識しているのは、各々のお客様“その人”の身体における筋肉の連動性(緊張バランス)です
“その人”の身体の使い方(つまり身体の癖)にとって一番都合の良い状態に筋肉の連動性(緊張バランス)を整えてあげる事を意識しながら施術させて頂いております
この場合は必ずしも身体の状態はいわゆる「解剖学的正解」にはなっていない場合もあります
しかし、“その人”の身体の使い方にとって一番都合の良い状態に筋肉の連動性(緊張バランス)が整っていれば関節可動における負担やそれに伴う痛みや違和感といったものを緩和・改善(ときには解消)する事ができるのです
“その人”の身体の使い方があまりにも偏った使い方、いわゆる「身体の悪い癖」になってしまっている場合はかえって筋肉の連動性を阻害する場合があるので、施術や運動指導で「身体の癖」の強さを緩和させて状態を安定化させる事も併せて行います
こうする事で“その人”の身体は動物として本来もっている環境適応能力を発揮できるようになり、それに基づいて自己回復能力が向上して症状を自力で克服できるようになっていきます
自分にとって施術とは身体の状態をいわゆる「解剖学的正解」に修正するという事ではなく、本来であれば自力で克服し得た症状を克服できないようにしている(動物として本来もっている環境適応能力を発揮できないようにしている)要因を解消させて身体を健全な状態に戻してあげるという事なんです
ここで問題となってくるのが上記のような概念に基づいて施術を行う場合、身体が健全な状態になるまでにどれだけの時間がかかるかという事なんですが、これはまた“その人”の身体によってまちまちなんですよね
特に骨格構造の異常や内臓の状態の影響を強く受けている場合はやはり時間がかかる場合が多いようで、施術によって一時的に症状の緩和・改善効果があるものの時間が経つと状態が元に戻ってしまうと
(環境適応能力による症状のカバーだけでは対応しきれないという場合や、環境適応能力を発揮する事自体に制限がかかってしまい順応性が低下する場合があるようです)
しかし、大概の場合は本来であれば自力で克服し得た症状を克服できないようにしている(動物として本来もっている環境適応能力を発揮できないようにしている)要因を解消させて身体を健全な状態に戻してあげるという施術を行うと驚くほど短期間に健全な状態に回復するのですよ!
“その人”の身体の状態(構造)やそれによる症状への影響の軽重の差もありますが、なかには一度だけの施術で今まで何十年も悩まされていた症状から解放されてしまった方などもいたりして、正直言って施術している自分の方が驚かされる事も度々あります(笑)
まだまだ自分は療術家として未熟者であると自覚しておりますから、これからも一層精進して己の施術を磨いていく所存ではありますが、自分の目指す施術の方向性は間違っていないという自信は強く持っておりますね!
さて、ここからは少し話の趣旨が変わってしまいますが、自分が常に意識している本来であれば自力で克服し得た症状を克服できないようにしている(動物として本来もっている環境適応能力を発揮できないようにしている)要因を解消させて身体を健全な状態に戻してあげるという施術概念は一体どこから生まれたのかというと・・・実はワンコ達の施術(施術指導)を行う中でワンコ達から教えてもらった事なんですよ
自分はワンコ達を助ける為に施術(施術指導)を行っていたつもりだったのですが、実はワンコ達から多くの事を教わり助けてもらっていたんですね!
ワンコ達の感受性の高さには本当に頭が下がる思いです
そう考えれば、人間などはただ道具と言葉を用いる事ができるだけで生物としては全然未熟な存在なのかもしれませんね
そういう事も含めて、自分は施術を通じて勉強させて頂いていると思っています

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