2015.04.21
身体というものは一体どのようなものなのでしょうかねぇ
骨や筋肉、皮膚や血管、神経、そして臓器・・・そういう“肉体”としての機能の集合体というふうに捉えるのが一般的なのでしょうか
しかし、自分はそのようには考えていないのです
身体というものは“肉体”というものだけで構成されているものでは無く、“思考”や“精神”といったものと深く結びつきながら連動して存在しているものであると考えています
(ちなみに自分の場合の“思考”や“精神”といったものはいわゆるスピリチュアル的な意味ではなくて、“自己”“自我”といったより明確なものです)
例えば昨日、自分の弟が「腰が痛い」といってやって来ました
腰痛=腰部の筋肉のトラブル又は骨格の歪みと捉えるのが一般的な施術師の思考だと思いますが、自分はまずパッと見た印象から「これは筋肉や骨格に起因するトラブルではないな」と思いました
(パッと見で分かったのは、兄弟だから何となくですが身体の使い方のクセ等が分かるからなのだと思います)
動作を視診し、軽く触診してみても腰部の筋肉には異常を感じませんでしたので「これ、多分だけど腎臓にかかっている負担が影響しいるな」と告げますと弟は「腎臓!?・・・そういえばこの前の尿検査引っかかった・・・」と
さらに腎臓を意識して触診してみましたが、腎臓自体に大きなトラブルが発生していれば腰部の筋肉に与える影響も大きくなっているであろうと考え、「腎臓自体に異常があるというよりも、腎臓の位置が下がり過ぎてしまった為だと思う」と告げ、腎臓位置を調整する為に適当であると思われた部位に刺激を与えて状態を確認してもらうと弟は「おっ!もう腰が痛くなくなった!!」
腎臓のコンディションは腰痛症状と密接に関連している事が多く、例えば腎臓結石では腰部に激痛を発する事がありますし、遊走腎(腎臓の位置が下がり過ぎてしまう症状)などでも非常に激しい腰痛症状を引き起こす事があります
腰痛=筋肉のトラブルと判断せずに腎臓位置のズレからくる影響だと見立てられたのは上記の知識を知っていた事もありますが、何よりも身体を“肉体”としての機能の集合体というふうにだけ捉えて腰部の筋肉にのみ着目しなかったのが大きな要因であったと思います
さて、問題は“何故、腎臓位置が下がってしまったか?”という事です
ここからは自分の推測となりますが、弟の左の腎臓が下がってしまったのは恐らく左の横隔膜から圧迫を受けた為だと考えました
“左の横隔膜がその下部に対して圧迫を与える=左肺を下部に引っぱり下ろそうとしている”つまり左の胸郭にスペースを作ろうとしていると
それは何故か?・・・それはおそらく心臓への負担を減らす為であろうと
実は弟は幼い時に心臓の疾患に苦しめられた事がありましたから、弟の“思考”は潜在的に心臓への負担を避けるように身体を反応させているのでしょう
そして心臓にかかる負担とは・・・おそらく緊張や不安といった“精神”的な負担であったのだと思います
なので弟に対しては「この腰痛は心臓への負担を減らす為に身体の中で起きている反応のしわ寄せのようなものだろうから注意しろ」「普段から呼吸が浅くなっているだろうから深呼吸を心がけろ」と伝えました
このように自分は普段から、身体というものは“肉体”というものだけで構成されているものでは無く、“思考”や“精神”といったものと深く結びつきながら連動して存在しているものであると考えながらお客様(ワンコ達もですが)を施術させて頂いております
今までに“非常に難しい症状”のお客様をたくさん施術させて頂きましたが、ありがたい事に良い施術結果を出してこれました
自分のような未熟な技術と知識しか持ち得ていない施術師がそのような“非常に難しい症状”のお客様の症状を改善してこれたのは、身体というものは“肉体”というものだけで構成されているものでは無く、“思考”や“精神”といったものと深く結びつきながら連動して存在しているものであるという考え方に基づいて施術を行わせて頂いてきたからだと思っており、これからもそのような考え方を大事にしていきたいと考えております

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